皆様、生命保険料控除はご利用でしょうか。
最近は安い保険が増えてきましたし、ご自身でリスクを判断し、保険を見直して適切な商品を選ぶ方も多く、控除に使える生命保険料が少ないということも増えてきているのではないでしょうか。
私もマイホーム購入と合わせて保険を見直したので、すっかり生命保険料が減ってしまいました。
住宅ローンには自身の死亡時の保険としての側面もありますので、マイホームを購入された方は保険の見直しをおすすめします。
また、独身の若い方などは、生命保険に入る必要がない!という判断をされる方もいると思います。
では、生命保険料控除はあまり恩恵がないよ・・・となってしまうのですが、明治安田生命の「じぶんの積立」を利用することで生命保険料控除を受けることができます。
生命保険料控除とは
まずは生命保険料控除について説明します。
所得税や住民税は、収入総額から社会保険料控除や医療費控除など該当するものを差し引いた後の所得にかかりますが、生命保険料も控除の対象となります。
2021年現在の生命保険料控除の仕組みですが、年間8万円までの生命保険料が控除の対象となり計算式は下記のようになります。
年間の支払保険料等の合計額 | 控除額 |
---|---|
20,000円以下 | 支払保険料等の全額 |
20,001円から40,000円まで | 支払保険料等×1/2+10,000円 |
40,001円から80,000円まで | 支払保険料等×1/4+20,000円 |
80,001円以上 | 一律40,000円 |
最大で年間8万円の生命保険料を支払えば、4万円の所得控除を受けることができ、その分の所得税・住民税がかからないということです。
8万円の生命保険料を払ったときに年間でどれくらいの所得税・住民税の負担が軽減されるかというと、下記の表のようになります。
給与収入 | 300万円 | 500万円 | 700万円 |
軽減税額合計 | 4,800円 | 6,900円 | 11,000円 |
大きい金額ではないですが、節税効果が毎年あるのは魅力的と思います。
明治安田生命の「じぶんの積立」とは
明治安田生命が販売している「じぶんの積立」とは、下記ような保険です。
- 月々5,000円(1口)から積み立て可能(最大4口20,000円)
- 保険料の支払い期間は5年間で終了(保険期間は10年)
- 解約時の返戻率はいつでも100%以上
- 健康状態にかかわらず申し込みできる
- 保険料は生命保険料控除の対象
月々5,000円の場合、返戻率は下記のようになります。
(参考:https://www.meijiyasuda.co.jp/find2/light/list/jibunnotumitate/)
経過年数 | 3年 | 5年 | 7年 | 10年満期 |
---|---|---|---|---|
払込保険料累計 | 180,000円 | 300,000円 | 300,000円 | 300,000円 |
解約時の返戻金・ 満期時の満期保険金 (返戻率・受取率) | 180,000円 (100.0%) | 300,000円 (100.0%) | 304,140円 (101.3%) | 309,000円 (103.0%) |
※ 返戻率および受取率は、小数第2位を切り捨て表示しています
「じぶんの積立」は解約時の返戻率が常に100%以上で、途中解約したとしても元本割れもしないため、生命保険料控除をノーリスクで受けることができます。
月々の掛け金が5,000円からなので、
- 他の安い生命保険に入っているが1口5,000円だけ入って年間合計8万円以上する
- 他の保険に入ってない方は2口10,000円(年間12万円)する
という形で生命保険料控除の最大控除額を目指すことができます。
また、返戻率は100%以上で支払った額はどんな条件でも戻ってくるため、無駄になることがありません。
また、10年間で3%とこちらも微々たる増加ですが、学資保険や銀行の定期預金と比べると有利なものになっており、10年で3%増えれば満足と思える方にはよい選択と思います。

もう少しリスクが取れる方は、確定拠出年金口座(iDeCO)や、つみたてNISAで運用するのもよいですね。
「じぶんの積立」の申し込み方
じぶんの積立の申し込みは下記からネットでできますが、契約は対面で行う必要があります。
https://www.meijiyasuda.co.jp/find2/light/list/jibunnotumitate/
ネットで申し込み、電話で待ち合わせの場所・時間を決めて生保レディと会って契約する形です。

私は、最寄り駅付近のカフェで契約してきました。
「じぶんの積立」の注意点
それでは、「じぶんの積立」の注意点を説明していきます。
注意点は下記の3つです。
- 他の保険商品をセールスされる可能性がある
- 既に他の生命保険で控除枠を使い切っている場合は節税効果がない
- 支払い期間は5年で終了してしまう
順に説明していきます。
他の保険商品もセールスされる可能性がある
この保険をいくら売っても保険会社は儲からないので、この保険を入り口に顧客との縁を作り、他の保険をセールスするための客寄せ商品ではないのか?という話があります。
これは担当の方にもよると思うのですが、私の経験では、契約時も「じぶんの積立」に関する話だけでセールストークはありませんでしたし、契約後も他の保険商品をセールスされるということは一切なく1年以上経過しています。
もし、仮に違う商品を勧められたとしても、やんわり断れば問題ありません。
既に他の生命保険で控除枠を使い切っている場合は節税効果がない
生命保険料控除は「じぶんの積立」と他の生命保険料を合算するので、すでに控除枠の年間8万円を使い切っている場合は生命保険料控除の恩恵を受けることができません。
支払い期間は5年で終了してしまう
支払い期間が5年で終了してしまうので、5年後に続けて生命保険料控除を受ける場合は、そのタイミングで別途新規の契約が必要になります。
5年に1回とはいえ、対面でしか契約ができないので少し手間がかかります。
でも、5年に1回契約を行えば生命保険料控除を受け続けることが可能です。
まとめ
今回の記事では、私も2年程前に契約して満足している明治安田生命の「じぶんの積立」について紹介しました。
サラリーマンにできる節税は限られていますので有効利用していきたいですね。
本ブログでは他に、福利厚生サービスで購入できるnanacoギフトを使って税金をお得に支払う方法も解説していますのでそちらも参考にしてみてください。
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