前回の記事で、マネーフォワードMEを用いた資産管理を紹介をしたのですが、その際に確定拠出年金(企業型DC、iDeCo)の連携方法について少しはまったので本記事で解説していきます。
マネーフォワードMEは資産管理に便利なアプリ
まず、「マネーフォワードME」 の簡単な紹介です。
マネーフォワードMEは家計簿としても便利なアプリですが、証券会社や銀行の口座とも連携でき、資産が自動で見える化されるので、資産管理にもとても便利なアプリです。
自分の資産状況を知るために、複数の口座にログインして確認して・・・といったような非効率な作業から解放されます。
マネーフォワードMEは下記からインストールできます。

また、下記の記事で詳細を説明していますので、参考にしてください。
確定拠出年金(企業型DC、iDeCo)をマネーフォワードMEに連携する方法
今回は、「マネーフォワードME」 に銀行口座や証券会社など自分の資産の口座をすべて連携しようとしていたときに、確定拠出年金(企業型DC、iDeCo)をどうやって連携したらよいかわかりにくかったので、説明していきます。
結論からいうと、確定拠出年金(企業型DC、iDeCo)の場合は金融機関ではなく、『記録関連運営管理機関』を選択して連携する必要があります。
『記録関連運営管理機関』とは、確定拠出年金法で定められた記録関連業務を行う運営管理機関のことで、レコードキーパーともいいます。
資産額の記録・管理や、加入者からの運用指図を資産管理機関に通知したり、加入者へ残高を報告したりする業務を担っています。
楽天証券の例では下記のような図になります。

マネーフォワードMEで確定拠出年金(企業型DC、iDeCo)を連携する際には、運営管理を行う証券会社や信託会社ではなく、『記録関連運営管理機関』を選択する必要があります。

私の場合は、金融機関の三井住友信託ライフガードを連携しようとしていたのですが、そうではなくて記録関連運営管理機関のNRK(日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社)と連携する必要がありました。
連携先の記録関連運営管理機関は『年金』のカテゴリから選択してください。
『年金』カテゴリにはこのようにあまり見慣れない名前が並んでいます。

現時点で、年金カテゴリで選択可能な連携先は下記のとおりです。
- SBIベネフィットシステムズ
- NRK(確定拠出年金)
- 群馬銀行(確定拠出年金)
- JIS&T(確定拠出年金)
- ねんきんネット
- 野村證券(確定拠出年金)
- 損保ジャパンDC証券(確定拠出年金)
- 東京海上日動(確定拠出年金)
- ダイワのiDeCo
- みちのく銀行(確定拠出年金)
NRKは「日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社」
JIS&Tは「日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社」
の略です。
確定拠出年金を始めたときに、IDとパスワードが記載された手紙が見慣れない会社から送られてきたのを覚えていませんか?
その会社が『記録関連運営管理機関』です。
主な金融機関の『記録関連運営管理機関』は下記のようになります。
記録関連運営管理機関(マネーフォワードMEの連携先) | 金融機関 |
---|---|
JIS&T(確定拠出年金) | 野村證券 みずほ銀行 楽天証券 |
NRK(確定拠出年金) | 日本生命保険相互会社 |
JIS&T(確定拠出年金)、NRK(確定拠出年金)のいずれか | 三井住友信託銀行 三菱UFJ信託銀行 |
SBIベネフィットシステムズ | SBI証券 |
無事に『記録関連運営管理機関』との連携ができれば、確定拠出年金(企業型DC、iDeCo)の内訳は資産の『年金』のところから見ることができます。

損益や日々の値動きも確認できます。
確定拠出年金(企業型DC、iDeCo)に関しては長期投資なので、日々の値動きを細かくウォッチしている方も少ないと思うのですが、このようにアプリで自動連係してくれると把握がしやすくなって助かりますね。

ちなみに、年金のカテゴリにある「ねんきんネット」は日本年金機構(国民年金・厚生年金)です。連携できますが資産というより今まで払った額なので、私は連携しませんでした。
まとめ
今回は、「マネーフォワードME」 に確定拠出年金(企業型DC、iDeCo)を連携する方法を説明しました。
節約するにしても、貯めるにしても、お金の見える化は大事だと思います。
でも、できれば手間はかけたくないのでマネーフォワードMEのように自動で連携できるアプリは便利ですね。
みなさんも、ご活用されてみてはどうでしょうか。
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