今回はメガバンク等の金融機関から楽天銀行に手数料無料で入金する方法を説明します。
通常は下記の3つの方法で手数料無料で楽天銀行に入金を行うことができます。
- 楽天銀行で給与・賞与・公的年金を受け取る
- 提携ATMで入金する
- ゆうちょ銀行から入金する
しかし、これから説明する方法を使えばネット上の操作だけで無料で、メガバンクなどの金融機関から楽天銀行に資金を移動することが可能になります。
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジについて
この方法では、楽天証券の口座を開設し、楽天銀行と楽天証券の口座を連携させる「マネーブリッジ」に申し込んでおく必要があります。
「マネーブリッジ」は、楽天銀行を使うなら、楽天証券で投資を行わない方でも、絶対に利用したほうがよいお得なサービスですので、まずは簡単に説明しておきます。
⇒すでにマネーブリッジについて知っている方はこちらから本題へジャンプできます。
マネーブリッジは、無料で申し込むことができ、下図のサービス・機能が利用できます。

特徴となる機能は以下の3つです。
- 楽天銀行の普通預金に優遇金利(年0.1%)が適用
- 楽天銀行⇔楽天証券間の入出金手数料無料
- 楽天証券の利用に応じてポイントがたまる
順に説明していきます。
①:楽天銀行の普通預金に優遇金利(年0.1%)が適用
楽天証券の口座を開設してマネーブリッジに申し込むだけで、投資を行わなくても、楽天銀行の普通預金に年0.1%(税引き後0.079%)の優遇金利が適用されます。
詳細は下記の記事で紹介しています。まだ楽天銀行の口座をお持ちでない方は、お得な口座開設方法もあわせて紹介していますので、参考にしてみてください。
②:楽天銀行⇔楽天証券間の入出金手数料無料
マネーブリッジを設定すると、「自動入出金」・「らくらく入出金」を用いた楽天銀行と楽天証券の間の入出金の手数料が無料となります。
自動入出金は下記のようなサービスです
- 楽天証券での買い注文時に楽天銀行の預金から不足資金を「自動入金」できる
- 楽天証券にある資金は、毎営業日夜間に楽天銀行へ「自動出金」される
これを設定しておくことで、楽天証券と楽天銀行の間の資金の移動を手数料無料かつ自動で行う事ができます。
また、「らくらく入出金」を使えば手数料無料でリアルタイムに資金移動が可能です。
③:楽天証券の利用に応じてポイントがたまる
ハッピープログラムでは、楽天証券の利用に応じて楽天ポイントがたまります。
例えば投資信託の場合、残高10万円ごとに4ポイントが毎月たまります。
さらに楽天カードで投資信託の積立を行えば、そちらでもポイントがたまりますので、投資信託の積立を行うなら楽天カード
+楽天銀行+楽天証券の組み合わせは現時点で最強です。
楽天カードでの投資信託の積立については下記の記事で説明していますので、参考にしてみてください。
メガバンク等から楽天銀行に手数料無料で入金する方法
では、ここからが、今回の本題です。
メガバンク等の金融機関から楽天銀行に手数料無料で入金する仕組みは下図のとおりです。

「リアルタイム入金」は提携している金融機関であれば手数料無料で楽天証券の口座に入金ができます。
これを利用して、まず楽天証券に「リアルタイム入金」を行って楽天証券の預り金に資金を移動します。
そして、楽天証券の預り金は、楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジを設定していれば「自動出金」または「らくらく出金」により、無料で楽天銀行の普通預金口座に移動することができます。
以下で手順を説明していきます。事前に楽天銀行・楽天証券の口座を開設しておいてください。
マネーブリッジに必要な楽天証券の口座開設ですが、「ハピタス」を経由して楽天証券の口座開設を行うと、今なら4,000ポイントがもらえます。

まだハピタスに会員登録していない方向けに、紹介用のキャンペーンを用意しています。下記のボタンから12/31までにハピタスに登録し、1/31までに合計500pt以上の広告を利用をすると1,000ポイントがもらえます。
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①楽天証券で自動入出金の設定を行う
スマホでの設定手順を説明します。
楽天証券のページの左上の「メニュー」を押して表示されるメニューの下の方に「マネーブリッジ(銀行連携)」という項目があるので選択します。

そこから表示される画面でマネーブリッジの申し込みを行っておきます。
マネーブリッジの設定が完了すると下記のように「設定済」の表示になります。

「変更する」ボタンを押して、自動入出金の設定をします。
楽天証券に自動出金時に残す金額、楽天銀行に自動入金時に残す金額のどちらも0万円にしておけば問題ありません。
楽天証券に残す金額を0円にすることにより、楽天証券の預り金は全額、翌営業日に自動で楽天銀行の普通預金口座に移動します。
この設定は一度行っておけば、次回以降の入金時には不要です。
②楽天証券へのリアルタイム入金する
リアルタイム入金とは、手数料無料でリアルタイムに銀行から楽天証券に入金する方法です。
楽天証券のページの左上の「メニュー」を押して表示されたメニューに「入出金・振替」という項目があるので選択し、そこから表示される画面で入金元の金融機関を選択します。

リアルタイム入金に対応している金融機関は下記の通りです。(ここに記載のない金融機関からは無料で入金することはできません)
- 楽天銀行
- 三井住友銀行(SMBCダイレクト)
- 三菱UFJ銀行(三菱UFJダイレクト)
- みずほ銀行(みずほダイレクト)
- ゆうちょ銀行(ゆうちょダイレクト)
※ゆうちょ銀行は楽天銀行に直接無料で入金できるので、そちらを利用してください - PayPay銀行
- セブン銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
- 広島銀行
注意点として、かならず楽天証券に登録している名義と同じ名義の銀行口座から入金する必要があります。
金融機関を選択したら、金額を入力して確認ボタンを押します。

その後は各金融機関のネットバンキングの画面になりますので、各金融機関の画面の指示に従って入金処理を行ってください。
③「自動出金」または「らくらく出金」で楽天銀行に資金を移動
楽天証券で自動入出金の設定をしておけば、翌営業日には自動で楽天銀行の普通預金口座に資金が移動します。
また、すぐに資金を移動したい場合は、「らくらく出金」を利用することができます。
らくらく出金は下記のようなサービスになっています。
出金手数料 | 無料 |
---|---|
利用回数制限 | 1営業日あたり利用回数:5回 |
出金可能額 | 1回の出金可能額:1,000円以上1,000万円まで 1営業日の合計出金金額:1,000万円まで |
利用可能時間は下記の通りです。

また、「らくらく出金」を使っても非営業日は出金できませんので注意してください。
まとめ
今回はネット上で無料で、メガバンク等の金融機関から楽天銀行に資金を移動する方法を説明しました。
投資を行わない方でも、楽天証券の口座を開設してマネーブリッジを設定しておけばメリットが多いのでおすすめですが、楽天証券は積立投資を行う上でも非常にお得な証券会社なので、「つみたてNISA」などでの活用もご検討いただくとよいと思います。
楽天銀行では、条件を満たせば最大月3回の他行宛振込手数料が無料になりますので、メインバンクを楽天銀行にしていない方・楽天証券で投資を行わない方でも、上記の方法で、無料で楽天銀行に資金を移動させて、そこから他行へ振込を行うことで振込手数料を節約することもできます。
参考にしてみてください。
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