本ブログでは、楽天証券で投資信託を購入するメリットや、楽天カードでの投資信託の積立について紹介してきました。
今回は楽天証券で楽天カードを用いた投資信託の積立について詳しく見ていきたいと思います。
概要
楽天カードでの投資信託の積立の概要は下記のとおりです。
- 投資信託の積立で毎月100円から50,000円までクレジットカードで決済できる
- 毎月1日が積立指定日になる
- 毎月の投資信託の購入額の1%がポイントとして付与される
また、楽天カードを使った決済ではなくても、楽天証券での投資信託購入には下記の利点があります。
楽天証券の「ハッピープログラム」では、投資信託の保有に応じてポイントがもらえ、どの銘柄でも保有残高10万円ごとに毎月4ポイント(0.048%)がもらえます。
投資信託の保有に応じてポイントがもらえるサービスは他の証券会社でもありますが、S&P500のような抵コストのファンドでは楽天証券のポイント還元率が一番です。下記の記事も参照してください。
さらに、楽天証券でポイントのみ、もしくはポイントと現金を組み合わせて計500円分以上の投資信託を購入するとSPUの対象となり、その月の楽天市場でのお買い物がポイント+1倍されます。(スポット購入でも積立購入でもどちらでも大丈夫です。)

私は楽天市場で買い物やふるさと納税をする月だけ、ポイントを使ってスポット購入をしてSPU+1%対象にしています。
メリット
楽天カードの投資信託積立のメリットは下記の3つです。
- 年間で最大6,000円分の楽天ポイントがもらえる
- 貯まったポイントを投資信託の購入に利用できる
- つみたてNISAも対象
年間で最大6,000円分の楽天ポイントがもらえる
毎月の投資信託の購入額の1%がポイントとして付与されますので、上限である毎月5万円を積立投資すると毎月500円分、年間で6,000円分の楽天ポイントがもらえます。
貯まったポイントを投資信託の購入に利用できる
たまったポイントは投資信託の購入に利用できるので無駄がありません。
ちなみに楽天証券では、投資信託の購入(スポット購入・積立注文)の他にも、国内株式現物の購入代金と手数料の一部またはすべてに楽天ポイントが利用できます。(NISA口座での取引もOK)
ただし、期間限定ポイントは利用できません。
つみたてNISAも対象
対象口座は特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISAです。
未成年口座、ジュニアNISA、法人口座、iDeCoは対象外となります。
デメリット
楽天カードで投資信託を積立する際のデメリットは下記の2点です。
- 積立指定日は毎月1日しか設定できない
- ボーナス設定ができない
積立指定日は毎月1日しか設定できない
株式のアノマリー(理論的な根拠は乏しいが規則性のある現象)の一つに「月初の株高」という言葉があります。
「月初の株高」とは、月初に個人投資家や機関投資家の買いが集中して株価が上がる現象のことです。
日経電子版によると、2018年3月時点の過去20年間の約定日別のリターンの違いは下記のようになるそうです。

日経平均に関しては月初と月半ばの購入で最大1%ほどリターンに差があり、月初の方がやや不利であるという結果になっています。
しかし、S&P500については、最大と最小の差は1%未満ですし、月初の購入が必ずしも不利とはいえない結果になっています。

国内株式の投資信託に積み立てる人は気にしておいてもよいかも?という感じですね
過去の傾向はこうなっていますが、個人的には買うタイミングで勝負しないために長期の積立投資をしているので、そこまで神経質になるものでもないかなと思います。
ボーナス設定ができない
楽天証券では、指定した月の積立を増やすことができるボーナス設定というものがあります。
指定月は、ボーナスの受取時期に合わせて年2回まで設定することができます。
しかし、楽天カード決済ではボーナス設定はできませんので、毎月一定額の積立になります。
まとまった余剰資金は一刻も早く投資に回した方がよいという考え方と、何か月かに分けて時間分散して投資した方がよいという考え方のどちらもあるので難しいところですが、選択肢として選べないのはデメリットですね。
すぐに投資に回せないお金は、楽天銀行の普通口座に預けて利息をもらいましょう。(楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にしておけば月々の積立に回せるので楽ですしSPUの対象になります)
下記の記事も参照してみてください。

私の場合はボーナスからの投資は、安そうなタイミングでスポット購入することにしています。
上手な使い方
ここからは月々の積立金額に応じて楽天カードを使ってどう積み立てればお得になるか考察していきます。
年間40万円(毎月33,333円)までの積立をする場合:つみたてNISAで運用する
年間40万円(毎月33,333円)までの積立をする場合は、つみたてNISAの年間40万円の枠を利用して、楽天カード決済で積み立てます。
この方法であれば毎月33,333円の積立で333ポイント×12か月となり、年間で計3,996ポイントがもらえます。
毎月33,333円より少なくてもOKです。長期投資は少額からでも早く始めることに価値があります。
ちなみに初年度は年度の途中から積み立てる場合もありますが、その際もつみたてNISAの枠は年間40万円まで利用することが可能です。
たとえば8月から開始する場合は12月まで5ヵ月間なので、つみたてNISAの40万円の枠内で毎月8万円が積み立て可能です。
この場合は楽天カード決済で毎月5万円に加えて、現金で毎月3万円が初年度の上限となります。
年間40万円~60万円(毎月33,333円~50,000円)までの積立をする場合:つみたてNISAと特定口座・一般口座で運用する
次は楽天カード決済の上限5万円までの積立をする場合の方法になります。
つみたてNISAで毎月33,333円、特定口座・一般口座で16,667円までを積み立てます。
この方法で毎月5万円を積み立てれば、500ポイント×12か月で年間6,000ポイントがもらえます。
それ以上の場合①:夫婦で運用する
配偶者がいる場合は配偶者分のつみたてNISA口座も利用しましょう。
注意点ですが、家族カードでの利用はできません。(家族カードを利用すると、贈与とみなされ納税が必要となる場合があります。)
配偶者分の楽天カード、楽天証券の口座を作成して積立を行ってください。

夫婦で購入する投資信託を変えてみるのも面白いですね
それ以上の場合②:ほかの証券会社を併用する
毎月5万円以上の積立をする場合、次の候補となるのはSBI証券で三井住友カードを使って投資信託を積み立てる方法となります。
三井住友カード×SBI証券の投資信託積立の詳細情報は下記にまとめていますので参考にしてください。
また、購入時のポイントとは別に、SBI証券の場合は投資信託の保有に応じてTポイントがたまります。
還元率はファンド毎に異なるので確認が必要ですが、例えばeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のポイント還元率は0.0374%となります。
楽天証券のほうが還元率は高いですが、SBI証券も十分なポイントです。
下記の記事で他の証券会社も含め投資信託の保有でもらえるポイントを比較していますので参考にしてください。
また、他にもクレジットカードを使った投資信託積立でポイントがたまるサービスを下記の記事でまとめていますので、参考にしてください。
まとめ
今回は楽天証券で楽天カードを用いた投資信託の積立についてデメリットも含めて詳しく紹介しました。
年間最大6,000円分のポイントは20年積立をするなら12万円分になるので、とても大きい差になりますし、つみたてNISAにも適用されるので利用していきたいですね。
また、楽天証券・SBI証券の口座開設ですが、「ハピタス」を経由して口座開設を行うとお得です。
まだハピタスに会員登録していない方向けに、紹介用のキャンペーンを用意しています。下記のボタンから12/31までにハピタスに登録し、1/31までに合計500pt以上の広告を利用をすると1,000ポイントがもらえます。
\ 会員登録はこちら /
最後に、本記事は現時点での情報をもとにした内容であり、将来にわたってその内容を保証するものではありません。
投資の最終判断は各自でお願いします。
ランキングに参加しています。この記事がよかったなと思う方は、下のブログ村のバナーをクリックして投票いただけると励みになりますので、お願いいたします。